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2012年6月 6日 (水)

ゆきの旅 2

ゆきの旅 1 の続きです。


***
これまでのあらすじ(たいした内容ではありません。)

ゆき(生後7ヶ月のメス猫)を引き取ってから一週間後くらいに、私たちは夫の実家にお邪魔することになりました。
いろいろ悩んだ挙句、私たちは、ゆきをつれて夫の実家にお邪魔することにし、車で半日のところにある夫の実家に無事到着しました。

***

私たちは、てぃを見つけたら、ゆきをゲージに入れて、てぃのいるところにまで連れていくことに決めていたので、夫の実家に到着後、しばらくしてから、ゆきをてぃに会わせようと思い、てぃ(夫の実家の手術済みのオス猫・15歳くらい)を探しにいくことにしました。(てぃは普段同じ場所にばかりいて、私たちの滞在する場所にはまず来ません。私たちの滞在する場所は、昔、ちぃ(オスの長毛の黒猫・今は天国にいます)のテリトリーだった場所です。)
私たちがてぃのテリトリーに入ると、てぃはいつもいる場所にいました。ソファの上で目覚めたばかりの様子でした。

私はてぃを見たとき、ものすごくびっくりしました。てぃはとんでもなく太っていたのです。それまでも太っていましたが、このときほど太っているのは見たことがありませんでした。
てぃの太り方は尋常ではないくらいで、私の持っているおもちゃに前足を伸ばすと、からだのバランスが崩れてしまう感じでした。見ていて、私は、なんだか、悲しくなってしまいました。
てぃのバランスが崩れるのを見て辛くなってしまったので、遊ぶのをやめて、てぃをいつもどおりなでてやったのですが、てぃは体を動かすのが億劫な様子で、横倒しになりました。
そして、しばらくの間てぃをなでたのですが、私の手は脂(?)だらけなってしまい、てぃがどんな風に冬を過ごしてきたのかを想像して、私はさらに悲しく感じました。
それから、てぃがなんとなくまだ眠い様子だったので、私たちは再びゆきのいるところに戻りました。そして、ゆきをてぃにあわせるのは、そのときは見合わせました。

 その後、荷物などを片付け、ちょっと一休みしようという感じになったところ、夫は、いきなり、「てぃにゆきを会わせたい」とゆきを抱っこして、てぃのテリトリーのほうへ行ってしまいました。私はわけがわからず、「ゲージに入れて」とかいろいろ言っていたのはなんだったんだろうと、呆然としてしまいました。そして、いそいでゆきのゲージやハーネスなどを持って、夫の後を追いました。

 てぃのテリトリーに着くと、ゆきとてぃは真正面から向き合っていました。ゆきはなんということのない様子なのですが、てぃの様子はあからさまに変でした。てぃは起きぬけだった様子なのですが、それだけではない感じでした。夫がふと言いました。「てぃ、怖がっている…」
確かに、てぃの様子は、びっくりしているというより、怖がっている感じでした。てぃは15歳なので、人間なら80歳くらいだと聞きました。ゆきは7ヶ月だったので、人間なら15歳くらいでしょうか。たしかに、人間同士と考えてみると、80歳と15歳、いきなり会わせられても、困ります。
てぃは、硬直した様子で、その後、さりげなく隠れてしまいました。夫は、「ゆきはこんなにかわいいのになんで怖がるんだ」とぶつぶつ言いながら、ゆきを私たちの滞在する場所に戻しました。
ゆきを戻した後、夫が戻ってきて、てぃと夫と私だけになると、てぃは今までに見たことがないくらいの甘えぶりでした。普段なら、夫がいるだけで爪が出て、夫がてぃを触るものなら噛み付くまねすらしかねないのですが、この日は、夫におなかを見せて、なでてもらい、私にもべったりでした。夫はてぃの甘えぶりに大満足でした。
行きの車内で、夫としゃべっているときに、夫が「ゆきはうちの猫で、てぃは親の猫だから、ゆきが優先」と言っていたのですが、私は、ふと、「てぃがそう思っているとは限らないのかもしれない」と思いました。
その後、てぃと私だけになったので、てぃに「ゆきは新しくきた子で、仲良くしてあげて」と話をしたのですが、てぃは甘えてばかりで、なんとなく私の話を無視した様子でした。(てぃが人の話を聞いているときはなんとなく分かります…)

翌日、ふたたびゆきとてぃを会わせたのですが、ゆきがてぃの後をついてまわるせいか、てぃは小さな「シャー」(威嚇の声なのでしょうか)を何度かしました。怒っているというより、「近寄るな」という感じの小さな「シャー」でした。ゆきは、てぃの餌の場所やトイレの場所にまでついていくので、てぃが「シャー」をするのも仕方ないのかもしれないと思いました。

そんなふうにして、てぃとゆきの初めての出会いは意外なほどあっさりと終わりました。その後もずっと、てぃはなんとなくゆきを避けて、ゆきはてぃの後をついていく、という感じが続いて、最後には、ゆきは気ままに歩き回り、てぃがその様子をテーブルの下に隠れながらじっと見ている、という感じでした。

その3に続きます。帰路の話になります。

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ペット」カテゴリの記事

コメント

こんにちは!

てぃちゃん、心配ですね 

動物も年齢と共に活動量が下がり
それに伴って摂取カロリーも変えてゆくべきなのですが

「他の楽しみが減った分、美味しい物をいっぱい食べさせてあげたい」

と考える飼い主さんは多く
心情的には分かるだけに
私もなかなか強く言えない場合が多いです。

大人なてぃちゃんと
好奇心いっぱいのゆきちゃん
猫同士、無理の無い距離感をつかんでくれると良いですね 

ウチの子
離れて暮らす家族の子
よその子

人間はどうしても、いろいろ考えてしまいますよね 


てぃちゃんはクー治君より年上ですね。
クー治は病院で体重を毎回計るんですが今は4キロ位です。
食べ物はキャットフード以外は食べません。
獣医さんも人間の食べ物は与えないで下さいと再三言います。
今はフードも病院の物をあげています。
皮膚が弱いのでデキモノが出来やすいと言われていますが凄く元気です。寝ている時間は多くなりましたが・・・
家の中で飼えば事故にも遭いませんから長く共に暮らせて楽しいですよ。
ゆきちゃんはまだまだ好奇心が盛んですから家族はその姿にとても癒されますね〜

てぃちゃん、そんなに太っていたんですか!
バランスを崩すくらいになっているのを見たら、
悲しくなりますね
てぃちゃんとゆきちゃんも対面したのですね~。
詳しく書かれてて目に浮かぶようでした!

esさん
こんばんは
私は、「てぃは夏になったら痩せるかな」くらいに最初は思った(思おうとした^^;)のですが、夫が「ここまで太ったら…」という感じの言い方をしたので結構心配しています。私も、てぃが遊ばない上に走らないので、ちょっと心配です。
てぃのえさについては、esさんのお察しのとおりです。てぃもおいしいものを食べて、毎日幸せだと思います。
ゆきがもう少し大人になったら、てぃとも上手くいくかな、と思います。てぃは、ぼぉ(夫の実家の近所の猫・現在行方不明)がいなくなってから、ちょっと変わってしまったような気がします。ゆきと会って少し元に戻るといいなあ、なんて思っていたのですが…
ほんとうに、「ゆきはうちの子で」とか、いろいろ考えてしまいます。ゆきにとっては、私たちは侍従1・2かもしれないのですけれど…

せせらぎさん
てぃの体重は、クー治くんの2倍くらいあると思います…餌はドライのキャットフードなのですが…^^;、飼い主の夫の両親がいろいろおいしいものを選んでいるようで、てぃは食べるのが楽しいのだろうな、と思います。
年をとると、あちこち問題が起きやすくなるみたいですね。てぃも片目が見えないようです。でも、そのほかにはどこも問題がなく、暮らしています。
確かに、家の中で暮らすと、安全ですね。でも、家の中にもいろいろ猫にとって危険なものがあることが、ゆきを引き取ってからわかってきました…
ゆきは、好奇心旺盛すぎるみたいで、誰の後でもついてまわるので、るぅさん(夫の母です)には「ゆきちゃんは何にでも首を突っ込むのねえ!」と言われてしまいました。^^;

ひかりさん
はい。てぃは、ものすごく太っていました。長い付き合いですが、ここまで太ったてぃを見たのは初めてです。るぅさん(夫の母です)は、「てぃより太っている猫(の写真)をインターネット上(のどこかのサイト)で見たわ!」と言っていましたが…
前足を出して、遊ぼうとしても、残りの三本足で体を支えられないというのは、見ていてちょっとショックでした。
てぃとゆきはこれが初めての体面で、この後一ヶ月ほどしてから、もう一度会いました。二度目のときは、てぃもゆきもお互いに慣れていて、普通に(お互いに無関心な様子で)一緒にいたんですよ。嬉しかったです。(この話もまた記事にしたいと思います。)

ココアを実家に連れて行って、実家の猫と会わせた時とよく似ています。
メス猫なのに、私の荷物にスプレーをしてしまって、大変でした
自分のテリトリーに入ってくる他の猫には、警戒するものなのかもしれませんね。
↑でも2度目には慣れてきたようで良かったです。
人間と同じで、猫も歳をとると運動量が減るから、太りやすくなるのかもしれませんね。
まだまだ長寿の猫ちゃんもいっぱいいるから、てぃちゃんもまた元気になるといいですね

イルカねこさん
猫も、犬も、自分のテリトリーはかなり大切なんですね。ココアちゃんも、旅をしたことがあったとは、ココアちゃんとゆきを重ねてしまいます。ココアちゃんみたいに、かわいくて、おりこうさんで、いいこに育ってくれるといいなあ、と思っているのですが、ゆきはむしろわんぱくに育っています。^^;
二度目には、ゆきもてぃも慣れて、一緒の部屋で過ごしていたのでよかったです。
てぃは、おっしゃるとおりで、運動量が減って(、おいしいものを好きなだけ食べて)いるので、太るのは当然ですよね。
夫の実家の猫は、どの猫も、だいたい20歳くらいまで元気だと聞いているので、てぃもそうだといいなあ、と思います。

てぃちゃんは、孫のようにかわいがってもらっているんでしょうね
でも健康の事を考えると、ちょっと心配


うちのミーちゃんも15歳になり、去年のりまきを迎えた時は
やっぱりミーちゃん優先にしてました
なので、今はのりまきにワンワン吠えられても、ミーちゃんは
”私が一番よ”という感じで、冷たい視線を送っています
てぃちゃんがご主人に甘えていたのも、私が一番でしょ?と
確認していたのかも・・・
反対にゆきちゃんは、遊びたかっただけなのに残念でしたね・・
徐々に慣れてくれるといいですね

ちょこっとさん
てぃは、きっと微妙な気持ちだったんですね…なかなか人になつかないので、夫は、てぃに嫌われていると思っていたと思います。ゆきの出現で、おもわぬてぃの本心が明らかになりました。^^
ゆきは、ちょっと残念だったと思います。子どもなので、遊んでくれると思ったようで、てぃの態度が不思議でたまらなかったようです。
二度目の訪問時には、ゆきもてぃも、なんとなくずっと一緒に同じ部屋にいたので、「徐々に仲良くなるのかな」と期待しています。

冬場のネコは
毛が増えて太ったようにも見えますが
てぃちゃんは、それにしても大きくなりすぎてる
ようですね。心配です
ゆきちゃんとてぃちゃん、
あせらず時間をかければ
仲良くなってくれる、そんな気が私はします

のルルさん
こんにちは
私も「冬毛で太ったように見える」くらいだったらよかったのに、と思います。年が年だけに、ダイエットはちょっときつそうですよね。
ゆきとてぃ、時間が解決してくれるでしょうか。そうなってほしい、と思います。

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