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2012年3月28日 (水)

ちぃの思い出

ちぃの思い出
***
ちょっと悲しめのお話なので、そういうものを読む気分でない方は、飛ばしていただけたら、と思います。
それから、私は文章があまり上手くないうえ、ちょっと変なところもあると思います・・・
***
ちぃ(仮名)は、てぃの兄貴分にあたる猫です。今は天国にいます。
(ですので、ちぃは私のペットではありませんが、「ペット」カテゴリーにこの記事は入れておきます。)
私がちぃに初めて会ったとき、ちぃは既におじいさんで、16歳かそのくらいでした。ちぃは長毛の黒猫で、口を閉めていても八重歯(キバ?)が覗く猫さんでした。
***
ということで・・・
これは私が夫の実家に、初めて十日間ほど(長期?)滞在することになったときの話です。

私たちの到着直前に、てぃがお客様を傷つけてしまったとかで、夫の両親は同じことが私にあってはならないと、てぃの行かない場所で私たちが寝起きするようにしてくれました。当時、夫の両親の家は、てぃのテリトリーとちぃのテリトリーに分かれていたようで、私たちは、てぃのいない場所、つまり、ちぃのテリトリーで十日間だいたいずっと過ごすことになりました。私は、当時、猫が怖くて堪りませんでしたが、夫が「ちぃは大人しくていい猫だ」と言うので、ちぃのテリトリー内で頑張って過ごそうと決心しました。

初めてちぃを見たとき、ちぃは、カールした長毛の黒猫さんで、私は、どういうわけか、すっかり気に入ってしまいました。とはいえ、夫が、「閉めた口からキバが見えて面白いだろう」と言ったとき、猫の口なんて怖くて見られなかったので、私の「気に入った」というレベルがどの程度だったかが想像つくかと思います。やっぱりちぃが怖かったのです…

そして、翌日、夫が出かけた後、私は一人でダイニングで椅子に座って本を読んでいました。すると、ちぃがやってきました。そして、少し経ったころ、私のすねの辺りに圧力を感じて下を見ると、ちぃが私のすねあたりに頭をぶつけているではないですか。すごく怖かったです。一瞬(ではなく)体が縮み上がるような気がしましたが、私の座っていた椅子がちぃの椅子なのかと思い、とりあえず、椅子から立ち上がって、隣の椅子に移動しました。でも、ちぃは座りなおした私のすねにまた頭をぶつけてきました。私は、また、移動しました。私が三つ目の椅子に座ったところ、ちぃは私のすねに頭をぶつけず、代わりに、胴や背中を私の足になすりつけ始めました。私はやっと気が落ち着きました。(というのも、猫が胴や背中をなすりつけてくるのには、慣れていたからです。学生時代、自転車置き場に猫がいて、会うと必ず、私の足に胴や背中をなすりつけてきました。)

そして、再び私が本を読もうとすると、なんとなく視線を感じました。視線を感じるほうを見ると、ちぃが「おすわり」の姿勢でちょこんと座っていました。そして、にゃあにゃあ、しゃべりだしました。私はどう反応していいのかわからず、再び気が動転してしまいました。硬直してしまった私を前に、ちぃはかなり長いことにゃあにゃあしゃべったあと、なんとなく満足そうな様子で、立ち去ってしまいました。私は何が起きたのかよくわからなくて、ともかくびっくりしてしまいました。

夫の帰宅後、早速私は夫に、その日あったことを話し、どうしたらよいのか尋ねました。夫は、「そういうときは頭をなでてやればいいんだよ」と教えてくれました。

翌日、私が、前日と同じようにダイニングで読書していると、またちぃが私の足に体をなすりつけてきました。私がちぃのほうを見ると、ちぃは前日座った場所と同じ場所に、前日座ったときと同じお座りをして、再び、にゃあにゃあしゃべりだしました。私は夫の言葉を覚えていたので、勇気を出して、ちぃが少し黙ったときを狙って頭をなでたのですが、ちぃは鼻を少し上に向けて私に頭をなでさせたあと、再び、にゃあにゃあしゃべりだしました…

その日、夫の帰宅後、私は夫にことの次第を話しましたが、夫は私の話にあまり興味を感じないようで、「頭をなでてやったんだから、それでいいんだよ」と言いました。私はなんとなく腑に落ちない感じがしましたが、そういうものなのかと思うようにしました。

そして、数日ほぼ同じように過ぎました。つまり、ちぃが私の足に体をなすりつけて、そのあと、お座りをして、にゃあにゃあ長いことしゃべり、(その間に一度私がちぃの頭をなで、)ちぃはしゃべり終わると、満足そうな感じで立ち去るというパターンです。

そして、いつごろからか、ちぃがしゃべっていると、私の頭の中にメッセージのような言葉が聞こえるようになったのです。最初は、私の頭が変になったのかと思いました。怖い猫と一緒に毎日過ごしているので、ストレスから幻聴まで起こるようになったのか、と思いました。メッセージの内容はいつも同じで、「どこかからだの調子がおかしい、なぜだろう、疲れる、体の調子がおかしい、なぜだろう」という独り言のような感じです。

最初こそびっくりしましたが、直に慣れて、「きっと私の想像の産物だろう」と思って、私はちぃがしゃべっているのを聞き、メッセージを聞きながら、毎日ぼおっと読書していました。

こんなメッセージが聞こえるようになって、数日が経ったころ、その日もちぃはいつものようににゃあにゃあおしゃべりをしていたのですが、ふと、私は「年なんだから仕方がないと思う」と言ってしまいました。そして、「年をとると体のあちこちの調子が悪くなるものだし」と続けてしまいました。すると、ちぃがすごくショックそうな様子をして、黙ってしまいました。私は、私がしゃべったので、ちぃがびっくりしたのだと思って、「ごめんね、ちぃ」とちぃの頭をなでたのですが、ちぃは、少しの間黙っていた後、ぷいと行ってしまいました。

そして、翌日から、ちぃは私に挨拶(?)(体のなすりつけ)はするものの、おしゃべりはしなくなりました。なんとなくよそよそしい感じに、私には感じられました。その後、私たちは、予定通り、夫の実家から自宅に戻りました。

帰宅後、数日しないうちに、るぅさん(夫の母)から連絡が来ました。ちぃの調子が悪いので、獣医にみせたところ、ちぃは不治の病にかかっているとのことでした。そして、獣医に「ちぃは十分年をとっているし、後は苦しむだけだから、安楽死を考えてください」と言われてしまったとのことでした。るぅさんは、「安楽死なんて」とちぃを自宅につれて帰ってきたそうです。そして、食事も水も受けつけないちぃにどうにかして何か食べさせようと努力しているところでした。

次にるぅさんから連絡が来たのは、二週間ほど後のことでした。何も食べず、飲まず、苦しそうなちぃを獣医に連れて行ったそうです。そして、るぅさんは一人で戻ってきました。

こんな風に後日談を書きましたが、実は、るぅさんからの連絡は夫にいくので、私はこのあたりのことは夫から聞きました。るぅさんからは、いまでも、ちぃについては話を聞いていません…。というか、るぅさんはだれにもちぃについて話しません…

るぅさんがどんな思いでちぃを看病していたのか、わたしの想像など及ばないはるかに深い思いがあったのだろうと思います。とはいえ、るぅさんが、ちぃについて話をしないのは、もしかして、最後に獣医に連れて行ったことを気にしているからかな、と思います。私は、こういう選択についてはケースバイケースだろうと思うのですが、ちぃのことについては、もしかして、ちぃ自身、気がついていたんじゃないかな、と思います。あくまでも、私の想像ですけれど…

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ペット」カテゴリの記事

コメント

きいろひわさんが最初、ちぃちゃんを怖いと思ったお気持ち、分かります。
私は犬と暮らしたことがないので、もしも犬が自由に出入りできるところに泊まることになったら、大人しいコだとしても、かなり怖くて緊張すると思いますもの。
ちぃちゃんは初対面できいろひわさんが気に入ってくれたことを、分かってたんですねconfident
この人なら話を聞いて何とかしてくれるかもと思ったけど、やっぱり治らないんだって納得したのかな。
ココアもすごくおしゃべりで、相槌を打ったり答えたりすると、結構会話が続きます。
目線とかしぐさとかも合わせて見ると、気持ちが分かることが多いし、具合の悪い所があればだいたい分かります。
そういう所は人間の赤ちゃんと同じですねhappy01
何となくなので、違っていたら申し訳ないんですけど、るぅさんは私の実家の父と同じようなタイプの方なのかなと思いました。
父は猫がすごく好きなんですが、猫の気持ちを考えるよりも、自分のやりたいように可愛がるタイプなので、猫も懐いてはいるんですが、今イチ心が通じ合っていない感じなんですcoldsweats01
何だか長くなっちゃってすみません。
それにしても、猫ちゃん達に慕われるきいろひわさんが、とっても羨ましいですhappy02

きいろひわさん、猫のことばがわかるなんて
うらやましいですconfident

ちぃちゃんのお話を読ませてもらって、私の最初の猫のことを思い出しました
私も るぅさんと同じかも。
まだ人に話せるほど、気持ちの整理がついていないというか
まだ受け入れられないままでいるような気がします
話してしまうと本当に死んでしまう(変な言い方ですが)ような・・・
だから 最後の頃の話はまだ人に話せないでいます

猫は飼育したことがないから それについては分かりませんが おそらく犬でも同じような事になるでしょうね 命あるものいずれは別れなければならない定め その時になって慌てないようにするつもりではいますが。

こんにちは。

不思議で、せつない思い出ですね。

ちぃさん、心の通うきいろひわさんに会えて
嬉しかったのではないかと想像します。

るぅさんも、ちぃさんの事を想って決断されたのですね。
同じく動物と暮らす者として、お気持ちお察しいたします。

ちぃさん、どうぞ安らかに・・・。

イルカねこさん
こんにちは(o^-^o)
やっぱりちぃはしゃべっていたのでしょうか…ココアちゃんもおしゃべりするんですね。ということは、ちぃもきっと、「ちゃんと」おしゃべりをしていたんですね。この記事を書きながら、「しゃべるって書いたけれど、実際にはなんだったのだろう」と自問していたのですよ。^^;今、なぞ解決です。「人間の赤ちゃんと同じ」と聞いて、すごく納得です。
イルカねこさんのおっしゃるとおり、もしかしたら、ちぃは苦しいのを治して欲しかったのかな、と思います。そういう気持ちに対して、ちょっとひどいことを言ってしまったなあ、と今でもかなり反省です…しかも、ちぃはおじいさんで、私よりも生物的に(?)年上(?)なのに失礼なことをしました…
るぅさんは、少し、イルカねこさんのお父様と似ているかもしれません…私の夫は、きっと、イルカねこさんのお父様タイプです。^^
猫に好かれているのか、猫に同類扱いされているのか、はたまた私から魚のにおいでも
漂っているのか、よくわからないのですが、いままで、てぃにもちぃにも意図的に引っ掻かれたことがないので、よかったです。wink

marumiさん
こんにちは(o^-^o)
私は、猫のことばが、わかっていたのでしょうか…いまだに、「あのときのことはなんだったのだろう」と思います。きっと、どういうわけか、分かったんですね、私…
marumiさんからのコメントで、るぅさんの気持ちがまたひとつわかったような気がします。親戚の集まりなどで、ちぃの話題が出ると、かならずさらっと話題を変えたのですが、そういう気持ちがあったのかもしれない、と思いました。ありがとうございます。(*^-^)

ハッピーのパパさん
こんにちは(o^-^o)
そうですね。そのとおりだと思います。あわててしまうのもまた、きっと心の表れですね…

esさん
こんにちは(o^-^o)
本当に不思議な思い出です…
ちぃは、何を考えていたのだろうと思います。私に会えて嬉しく思ってくれていたのなら、こちらもとても嬉しいですが、もう少し猫に慣れている人を選んだほうがよかったのではないかしら、と思いますよ…^^;
るぅさんはかなり頑張ったと思います。esさんは、きっと、私などよりもよく、わかりますよね…るぅさんはきっと大変だったろうな、と思います。
ちぃはきっと天国で、先に旅立った猫たちに会っていると思います。一匹、ちぃにべったりの(メスの)猫がいたそうなので、その猫さんに天国でもべったりくっつかれているのではないかな、と思います。confident

こんばんは。
ちぃちゃんの思い出、これから先もずっと私の心に残るだろうと思います。
ちぃちゃんときいろひわさんの数日間の触れ合い、素敵です。
ちぃちゃんはきっときいろひわさんと出会えて幸せだったと思いますよ。
きいろひわさんは、ちぃちゃんの言葉をちゃんとわかって、
疑問に答えてくれた唯一の人だったのではないでしょうか。

亜麻さん
こんにちは(o^-^o)
ちぃは幸せだったでしょうか。幸せだったらいいな、と思います…confident
ちぃは私よりも年寄り(?)だったので、今考えれば、もう少し優しい言い方が出来ればよかったな、と思います。てぃも年をとったせいか、随分おしゃべりになった(私に対してのみなのですが)ので、てぃが同じ事を言い出したら、なんて応えようか・答えようかとちょっと考えたりもします…clover

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