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2011年8月24日 (水)

からすの子の話

私たちの家の庭には、カラスの家族がやってきます。

7月中旬くらいから空を飛べるようになった子ガラスが親に連れられてやってくるようになりました。

子ガラスは見ていると面白いです。子どもなので、ラズベリーの実を落としてみたり(食べません)、子供同士でじゃれたりします。

子どもに親はいろいろ教えるのですが、ある日のこと、親が子どもに、地面に落ちているひまわりの種を食べることを教えようとしました。

親は地面にくちばしをさしいれて、器用にひまわりの種を取って食べます。それをじーっと見ていた子は自分のくちばしを半分開いたまま、地面に突き刺し、動かなくなりました。

親は、その様子をじっと見ています。わたしも何事があったのだろうと、じっと見てしまいました。

少し経って、子がくちばしを地面から引き抜いて、親のほうに大きく開けました。いわゆる「えさ頂戴」の仕草です。昔なら、親がそこで子のくちばしのほうにえさをやるのですが、今回は、親は黙っていました。そして、再び、地面に落ちているひまわりの種を食べ始めました。子は、親の無視する意味が解らないらしくて、親のそばに行って、くちばしを大きく開きます。でも、親はえさを与えませんでした。子どもは意味がわからない様子で、あちこち歩き回っていました。

このあと、親は子どもから離れてしまい、子どもは寂しそうにしていましたが、やがて二羽とも飛び去ってしまいました。

その後少し経って、今もカラスが家の庭に来るのですが、どのカラスの子もきちんとくちばしでえさを探って食べるので、きっとあのときの子も今はきちんとくちばしを使えるようになったのだろうと思います。

これはその後の写真です。

Corneille1

Corneille10

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コメント

あははははー。
カラスの子、マンガみたいですね。
その子たちも、次のシーズンには
我が子に指導する立場になるのかなあ。
子は、ゴハンの食べ方だけでなく
子を巣立たせる親の心得も学習しているかもしれませんね。

かわいい~。何でなんで~?って思っていたでしょうね
それにしても巣立たせる親鳥の知恵はすごいです。育児書もないだろうに。。。

naoさん
はい、漫画みたいです(≧m≦)。親カラスは「教えよう」という意思がありありとわかる様子で、子カラスの前で、わざわざえさをとったり、飛び立ったりします(子カラスは、勿論飛べるのですが、飛ぶまでにけっこう時間が掛かるのですよ。助走(?)が必要な子もいます・・・)
去年、子どもだったカラス(翼に白いラインがあるのでわかります)が、今年、大きくなって庭に来ているので、私の気づかぬうちに、きっと親業をこなすようになるのだろうなと思います。^^(白いラインの入っているカラス、今年はまだ、親なのかどうか不明なのですよ。)

かっつんさん
子カラスは、不思議でたまらなかったみたいです。親のやるように、くちばしを地面に刺したのに何でえさをくれないのだろう・・・と思っていたと思います。親カラスは、じっと見ていたので、きっと「どうしよう(@Д@;」と思っていたことでしょうね。(≧m≦)
でも、結局、上手くいったみたいで良かったです。育児書無し・練習無しですものね、大変そうです。(*゚ー゚*) 

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