激寒の地に咲く薔薇 5 Morden Amorette
Morden Amorette モーデン(モルデン)・アモレット は、「激寒の地に咲く薔薇 4」で紹介した、モーデン・スノービューティと同じく、パークランド・シリーズに属する薔薇です。
Henry H. Marshall さんがマニトバ州のモーデン育苗所で作った薔薇で、1977年から市場に出ているようです。
この薔薇は小さいです(高さ幅共に60センチくらい)。でも、花がたくさんつきます。
実は、この薔薇は、うどん粉病にも、黒点病にも、まあまあ強いくらい(=寒い地域では「弱め」)とのことで、私たちの庭でも、案の定2年以上、うどん粉病と黒点病にやられました。ですので、去年、思い切って、薔薇の葉や枝を切りました。正直な話、葉が皆落ちてしまっていて、茎の色が変な感じだったので、けっこう、勢いよくざっくり切りました。
今年の春、案の定、アモレットは葉や枝を再び前のように早く伸ばしてくることはありませんでした。その代わり、といっていいのかわかりませんが、新しい枝と葉がゆっくりと伸びてきました。
そして、初めての花です。葉には黒点病やうどん粉病の気配がまだ(それほど?)見られません。
よかったです。
ということで、簡単な情報です。
この薔薇は小さめ(縦横60センチメートル)の潅木みたいな感じです。
葉は、深緑で、黒点病とうどん粉病にそこそこ強いです。(寒い場所では、「弱め」と考えたほうが良いかもしれません。)
花は房状につきます。ダブル(八重)です。花の色には、ヴァリエーションがあって、カーミン(洋紅)色から、深いピンクまで、いろいろあるようです。私たちの庭の薔薇は赤いです。実際の花を見ないで、エチケットについていたピンクの花の写真だけを見て、購入したので、赤だとわかったときは、ちょっとびっくりしました。
ということで、色にこだわりのある方は、花を見てから、購入したほうが良いかもしれません。
花はかすかに匂いがします。
花は切花にもなります。切花としては、それなりに長持ちするほうかな、と思います。シャルル・アルバネルやハンザはあまり長持ちしません・・・
花は春の終わりから、秋の終わりまでくりかえし咲きます。
この薔薇は小さいので、いろいろ使い勝手があります。花壇に植えても、そのままでも、何株かあわせて植えても、いいそうです。また、垣根(小さいですが・・・?)代わりにもなるそうです。
***
なにはともあれ、この薔薇、よく頑張りました・・・
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コメント
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けなげな赤い花が愛おしい感じがしますね。
投稿: ロッキングチェア | 2011年7月22日 (金) 22時20分
ロッキングチェアさん
こんにちは。
はい。最初に花の色を見たときは予想外でびっくりしましたが、年月がたつにつれていとおしさがますます増してきました。
投稿: きいろひわ | 2011年7月23日 (土) 12時40分