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2011年7月 6日 (水)

7月1日はカナダの祝日でした

6月24日のケベック(州)のフェット・ナシォナル・デュ・ケベックの話をしたので、今回はカナダの祝日(カナダ・ディとか、フェット・ナシォナル・デュ・カナダとか、いうようです)について書きたいと思います。

7月1日は、英領北アメリカ法によって、1867年7月1日にカナダ連邦が成立した事を祝う日のようです。

1879年に祝日となったときは、「連邦の日(コンフェデレーションの日)」と呼ばれていたようですが、その後、「自治領の日(ドミニオンの日)」となり、1982年のカナダ法(カナダの、イギリスへの依存を終わらせる法律)の可決後、現在の名前になったようです。

カナダのあちこち、とくにカナダの首都オタワで大規模に祝われます。コンサートや花火などいろいろ行事があるようです。

このブログでは、フランス語圏の話をする事になっているので、この日のケベック(州)について書きたいと思います。

ケベックではこの日は「引越しの祝日」または「全国的な(この場合は「州を挙げての」の意味でしょう)引越しの日」と呼ばれることが多いようです。フランス語で、 la Fête du déménagement (読み方はラ・フェット・デュ・デメナージュマン)または la journée nationale du déménagement(ラ・ジュルネ・ナシォナル・デュ・デメナージュマン)と言うようです。7月1日から借家の賃貸借契約が始まるらしく、それとカナダの祝日が上手くあってしまった結果、このように呼ばれるようになったようです。( http://fr.wikipedia.org/wiki/F%C3%AAte_du_Canada フランス語のページです。)

このように書くと、カナダの祝日を祝いたくない人(政治家)が故意に祝日と賃貸借契約の開始日を一緒にしたのではないか、なんて思われそうなんですが、ウィキペディアによると( http://fr.wikipedia.org/wiki/F%C3%AAte_du_Canada フランス語のページです)、これを決めたのは自由党の連邦主義の政治家で、5月1日から始まっていた賃貸借契約を、学校の学期途中だからという理由で、7月1日からにずらしたのだそうです。たしかに、学校の途中で、家の契約が終わったからと引越しになったら大変ですよね。

なにはともあれ、1982年の憲法にもケベックは参加していなかったのではないかな、と思うので、このようなカナダの祝日に引越しをすると決めても、あまり反論が無かったのもなんとなくわかるような気がします・・・。

***

nationalという語をケベック(州)は州の関連するものに使うのですが、日本語では一般的に「国」と訳されることが多いです。とはいえ、ケベックは州であって、国ではないので、訳すとき、直訳するわけにいかず、微妙な気持ちになります。状況から「州」と訳さなくてはいけないのでしょうけれど、「州の」provincialという言葉を避けるためにわざわざnationalという言葉を使っているようなので、そういう努力を翻訳するときに無駄にしているなあ、と思います。

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コメント

祝日=引っ越しの日とは、いきなり生活に密着した感じになりますね~
日本の祝日は、何のための日だったかよく分からなくなることがありますが、これならどちらも絶対忘れることがなさそうで、かえっていいかもしれませんね

イルカねこさん
そうなんですよ。いろいろ読んでいると、祝日は引越しのためにある、といった感じがします・・・
日本の祝日について、たまに質問されるのですが、敬老の日(今年は9月19日)と勤労感謝の日(11月23日)がたまに出てきません・・・

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