Cocolateさんのブログで紹介されていた、YOUTUBEのLUIS GUALTIERI / UN VIAJE CON LE CORBUSIER (CABANON)、「コルビジェと旅をして(?)」
(アドレスは
http://www.youtube.com/watch?v=f5voPy-EOjI&feature=player_embedde )
で流れている曲についてです。
この曲は、Francis Cabrelフランシス・カブレルのJe rêve「私は夢見る」という曲で、アルバム:「近道」Album: Les chemins de traverseに収録されているようです。1979年に発表されたようです。
フランス語の歌詞は以下の通りです。
翻訳については、私の力量不足が大変感じられます。急いでやったので、なんだか、ケアレスミスが多そうです。
歌詞なので、メロディに合うような言葉遣いをしている上に、言葉や文に二重の意味を含ませていることが多いようで、全体として論理的とはいえないし、文法的には成り立っても意味がよくわからない文があります。
ということで...
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
Le vent a fait s'approcher les nuages
風が雲を引き寄せた
Il fait gris au dessus des plages
砂浜の上は曇る
Et la mer a l'air triste aussi
そして、海も悲しそうな様子
Le ciel n'est plus qu'un long tissu de brume
空はもはや、霧の織りなす一枚の長い布切れに過ぎない
Il va faire une nuit sans lune
月のない夜になるだろう
Et demain je n'aurai pas dormi
そして、明日、私(僕)は睡眠不足だろう
Peut-être je vais rencontrer une dame
多分、私(僕)はひとりの女性に会うだろう(「会うつもりだ」、または、「会いに行く」)、
Quand j'irai accrocher mon âme
Sur les arêtes des rochers
私の(僕の)魂を岩山の尾根に引っ掛けに行くときに
Mais le vent souffle si fort sur ces pierres
しかし、風がこれらの岩山の上をあまりにも強く吹く
C'est plus la peine que j'espère
希望を持つにはもはや及ばない
L'amour ne peut pas s'y poser
愛はそこに留まれない
Mais je rêve
でも、私は(僕は)夢見る
Je lance des mots
言葉を投げかける
Vers le jour qui s'achève
終わる(終わろうとする?)日にむかって
Je voulais qu'il reste
日に残ってほしかった
Il n'a pas entendu
日は(言葉を)聞かなかった、
Plus loin sur les rocs que la mer assaille
海が襲い掛かる岩岩の上、さらに遠くにいて
Cheveux et jupon en bataille
髪とペチコートがばさばさしていた
Combien de femmes ont attendu
どれだけ多くの女性が待ったことだろう
Combien ont crevé leur cœur sur les vagues
どれだけ(多くの女性)が波に胸がはり裂けんばかりの思いをしただろう
Pour celui qui avait l'autre bague
もう一つの指輪をした、
Et qui n'est jamais revenu
そして、二度とやってこない男に
Mais je rêve
しかし、私(僕)は夢見る
Je lance des mots
言葉を投げかける
Vers le jour qui s'achève
終わろうとする日に
Je voulais qu'il reste
日に残ってほしかった
Il n'a pas entendu
日は(言葉を)聞かなかった
La mer est plus forte que mon courage
海は私(僕)の勇気よりも強い
Mais ce soir il y a des nuages
でも、この夕方には雲がある
Et je sais qu'elle est triste aussi
そして、海もまた悲しいのを私(僕)は知っている
Quand ces mots seront devenus des braises
これらの言葉が燠(熱情)になったら、
Je monterai sur la falaise
がけに上って、
Jeter leurs cendres dans la nuit
その灰を夜に投げ込むだろう
Mais je rêve
でも、私(僕)は夢見る
Je lance des mots
言葉を投げかける
Vers le jour qui s'achève
終わる(終わろうとする?)日にむかって
Je voulais qu'il reste
日に残ってほしかった
Il n'a pas entendu
日は(言葉を)聞かなかった
Je dédie ces mots
私(僕)はこれらの言葉を捧げる
Aux amours qui s'achèvent
終わる恋愛に(終わりつつある・終わろうとする恋愛に?)
Je voudrais que tu restes
私(僕)は君が残ってくれたら、と思うのだけれど。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
詩的な文章は難しいです。
たぶん、男性名詞のle vent「風」やle ciel「空」は男性的な世界(男性的な力)を、女性名詞のla nuage「雲」, la mer「海」は女性的な世界(女性的な力)を象徴的に示しているのでしょうか。
le jour「日」についても、最後まで曲を聞いてから考えると、なにかの比ゆかな、とも思われます。
日本の歌とは違い、フランス語の歌は男性歌手が女性の気持ちを代弁して歌うことは少ないらしい(ここら辺はよくわからないのですが、そう昔言われたので)ので、この歌のje(フランス語の代名詞・一人称単数主格)は「私・僕」で良いかな、と思います。
それから、C'est plus la peine que j'espèreはCe n’est plus la peine que j’espèreと考えて訳しました。
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