ピエール・ファラルドーの言葉 引用を訳しました 17
http://www.independance-quebec.com/falardeau/frame.php
から引用しました。
« Des Elvis Gratton y en a mur à mur au Québec. Aussitôt qui en a un qui meurt.y en a mille qui sont prêts à prendre sa place!¨
エルヴィス・グラトンみたいなやつはケベックにわんさかいる。一人死んだとなると、その後をすぐに継ごうとする奴がごまんといる。
エルヴィス(エルビス)・グラトンとは、ピエール・ファラルドーが、ジュリアン・プーランと一緒になって作り上げた登場人物です。ジュリアン・プーランが演じています。映画シリーズが3作(一作目は短編映画を組み合わせたものですが)あり、さらに、ピエール・ファラルドーではない方が映画ではなくテレビシリーズを制作しました。映画でもテレビシリーズでも、エルヴィス・グラトンはいつもジュリアン・プーランさんが演じています。
エルヴィス・グラトンは、ケベックの連邦主義者で、ケベックの中小企業経営者(「大きな自動車修理工場を経営している」と本人は言いますが)です。カナダについての知識がないにもかかわらず、彼はカナダを称揚し、ケベック独立主義者を毛嫌いします。エピソードごとに、さまざまなおろかな行動、みっともない振る舞いをします。そこには、ケベックの人々の振る舞いが反映されているのですが、一般的には、「品がなくて、みっともないケベックの人の典型」という感じで理解されているようです。
私は映画を主に見たのですが、言葉遣い、振る舞いなど、見ていると、面白いですが、やはり、「いやだなあ、みっともない」という気持ちが先立ちます。
« ピエール・ファラルドーの言葉 引用を訳しました 16 | トップページ | 2週間くらい前の庭の薔薇 »
「フランス語圏」カテゴリの記事
- 少し不思議な気がします(2012.02.01)
- クリスマスの曲 ケベック(2011.12.15)
- ケベック(州)の北方開発プロジェクトに関連して見つけた記事 5(最後)(2011.10.23)
- ケベック(州)の北方開発プロジェクトに関連して見つけた記事 4(2011.10.22)
- ケベック(州)の北方開発プロジェクトに関連して見つけた記事 3(2011.10.22)
コメント