okra オクラ gomboについて
オクラに興味が湧いたので、手元にある「広辞苑 第3版」とウィキペディアで調べてみました。
ウィキペディアのアドレスは
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AF%E3%83%A9
です。
オクラは、英語ではokra、フランス語では Gombo(ゴンボ)というそうです。日本語では、オクラという呼称のほかに、「オクロー」「アメリカネリ」「ガンボ」「陸蓮根(おかれんこん)」があるそうです。
オクラは、昔はハイビスカス属に分類されていたそうですが、いまでは、トロロアオイ属に分類されているそうです。広辞苑では、「アオイ科の一年生果菜」と書いてありました。
広辞苑では、「おそらくアフリカ原産」と書いてありましたが、ウィキペディアには、英語の名前はアフリカのガーナの言葉(トウィ語)のnkramaに由来すると書いてありました。また、原産地として、アフリカ北東部が有力だと書いてありました。
ウィキペディアでは、短期間に50センチから2メートルまで育つと書いてありましたが、2メートルのオクラは見たことがないので、見てみたいと思いました。
広辞苑には、「わが国への導入は比較的最近」と書いてありましたが、ウィキペディアによると、明治初期のようです。
食べごろ・食べ方については、広辞苑には、「若いさく(朔に草冠とつけた字)を生食・煮食する」と書いてありました。ウィキペディアには、世界中でのさまざまな食べ方について、紹介がありました。ルイジアナのケイジャン料理ガンボ(gumbo)と呼ばれる煮込み料理に使われるそうです。
このガンボという言葉は、フランス語でオクラを意味するgombo(ゴンボ)から来ているそうです。ケイジャンというのは、フランスがイギリスに(フランス語で)アカディ Acadie((英語で) Acadia アケイディア) を譲り渡した後、イギリスがそこにいたフランス系住民を、今のルイジアナに強制移住(?)させた結果、強制移住させられたもののなかの一部が定着して発達させたのがもともとの料理なので、フランス語なのは当然かも、と思いました。
日本語のウィキペディアの「アカディア」の項は内容がもう少しよくできると思います。アカディについては、今度、ブログの記事で書こうかな、と思います。
さらに、話は横にずれますが、ケイジャン Cajun というのは、英語のAcadianアケイディアンに由来するそうです。
日本語版には載っていませんでしたが、フランス語版には、オクラの世界規模での生産高が載っていました。(2003年ー2004年)
一番生産高が多いのは、インドで353~5万トンの生産で、全生産の72パーセントを占めるそうです。二番目に多いのはナイジェリアで、72万トンの生産で、全生産の15パーセントを占めるそうです。そのあと、パキスタン、ガーナ、ベナン、エジプトと続くようです。
ウィキペディアのフランス語版のオクラ(gombo)のアドレスは、
http://fr.wikipedia.org/wiki/Gombo
です。
なんだか、つかれました。
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コメント
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これだけ詳しく調べて書いてくれたのだから、疲れるのも当然です。
でも、おもしろかったですよ。
ありがとうございます。
投稿: katzenmama | 2010年12月17日 (金) 12時30分
katzenmamaさん
こんばんは。o(*^▽^*)o
面白いと書いてくださってありがとうございます。
調べている間は楽しかったのですが、ふと気づくと、肩辺りが痛くなっていました。(^-^;
調べ物をしている間は、我を忘れてしまいます…
投稿: きいろひわ | 2010年12月18日 (土) 21時58分