水彩画 紙について 自分のための覚書 (一) 初めに
紙については、既にいろいろなサイトがあるようですので、書く必要はないかな、と思ったのですが…自分のための覚書です。
まず、結論から。初心者でも、いろいろと試したほうが良いです。私はこれからいろいろ書いていきますが、結局のところ、紙との相性ってあるだろうな、と思います。失敗したくない場合は、値段が高くて、重い紙で、コールド・プレスト Cold pressed (紙の目の粗さが中くらい)なら失敗しにくいといえますが、それ「だけ」が良いとは思えません。私は、Hot pressed(紙の目がとても細かい)もRough (紙の目が粗い)も使いますし、そのほかの紙も試しにいろいろ使っています。そうした結果、当然ですが、自分の使うスタイルによって紙は選んだほうが良いかもしれないと思うようになりました。
展覧会などで素敵な紙を使った作品を見つけた場合など、その紙の名前を聞いても良いと思います。「水彩画の用具と描き方」(美術出版社、1979年)によると、MO紙、ブレダン、白亜紙、ワトソン紙、ファブリアーノ、マーメイド、アルシュ、パミスなどがあるようですが、他にもあるような気がします。
正直な感想を書きます。紙は値段が張ります。一万円くらいかかったことがあります。でも、紙で作品が変わることもあると思うので、「筆遣いも絵の具も良いのに、雰囲気が出ない」場合など、紙について考えてみると良いと思います。
ということで、これから、紙の目の粗さ、紙の重さ、紙の吸水性、紙の色、紙の表と裏について書いていこうかな、と思います。
参考にしたサイト・本などを幾つか挙げます。
http://painting.about.com/cs/watercolours/ht/Howto_WCpaper.htm
http://painting.about.com/od/watercolourpainting/ss/watercolorpaper.htm
武田信吾、「基礎技法講座5 水彩画の用具と描き方」、美術出版社、1979年
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