怖かった話 その一
昔の話です。近所に雑木林があって、ふくろうがいるといわれていました。
ある日、庭で犬と遊んでいたら、雑木林のほうからものすごい鳥の叫び声のようなものと翼をばたつかせる音が聞こえてきました。
何だろう、と思って上を見ると、カラスが私に向かって突っ込んでくるところでした。からすの顔、怖かったです。黒い翼が私の肩の上あたりを掠めたように感じました。とっさに地面に犬と一緒に伏せると、その後、再び、奇妙な音がしました。見上げたら、空中に茶色い猫の顔が。目の前に。私のほうに突っ込んできました。その後、記憶がありませんが、気がついたら、犬を抱いて地面に突っ伏していました。
多分、あの猫の顔がふくろうの顔だったのだと思います。カラスがふくろうの巣を荒らそうとして、ふくろうが怒って、カラスを追いかけたところにたまたま私が居合わせてしまったのでしょう。
私の犬は、とてもよく番をする犬だったのですが、そのときは「わん」とも言いませんでした。多分、怖かったのだと思います。私の驚愕振りにか、いきなり押さえつけられた事にか、鳥の叫び声と羽ばたきの音にかはわかりませんが…
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