多分日本で初めての紹介? ピエール・ファラルド-さん ケベックの映画作家 その8
エルヴィス・グラトンの相棒の機械工のメオは、イヴ・トルーデルさんが演じています。この方は、ピエール・ファラルドーさんの映画と『ボブ・グラトン マ・ヴィ マイ・ライフ』位でしか見たことがありません。メオは夏でも赤いチュック(トック帽というのかしら?)をかぶり、いつでもタバコをくわえています。ですから、彼のいうことは、たまにしか、理解できません。エルヴィス・グラトンだけがかなりきちんと理解し、たまに口論などもします。彼が、どういう考えの持ち主なのかはよくわかりません。エルヴィス・グラトンといつも一緒にいるので、同じ考えの持ち主ともとれますし、多少常識がある方のようにもとれます。(テレビ・シリーズの『ボブ・グラトン』では、他の従業員もメオのいうことが理解できるようになりますが。)
エルヴィスの奥さんがリンダです。リンダは、太った中年の女性で、美人ではありませんが、考えの浅い、おそらく付き合いやすい人物です。途中で(映像ではなく発言の中で)、エルヴィスが復活した後、宇宙人に連れ去られてしまったらしい(?!)事がわかります。そして、第二作目の『Elvis Gratton II: Miracle à Memphis』(『エルヴィス・グラトンII メンフィスの奇跡』)で、何処からともなくエルヴィスに電話してきます。リンダのいるところにはお亡くなりになられた方がたくさんいるようです。ちなみに、テレビシリーズの『ボブ・グラトン』では、リンダは、ボブの相棒メオの妹(姉だったかしら???)でボブが彼女のいとこと不倫をしたせいで、ボブと別れたという思い出話があり、ボブがリンダの、スパゲッティソースのレシピを無断で商品化したことで、リンダから訴えられるというエピソードがあります。ということで、『ボブ・グラトン』によるとリンダは宇宙人にさらわれていなかったようです。リンダを演じた女優さんはあまり有名な方ではないようです。でも、ケベックの人なら、ボブの「リンダァ(Lindâ)」という発音で、お顔が思い出せる人は多いのではないかと思います。
その9に続きます。
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